プログラム開発元とウェブマスタへのメリット
プログラムなどをインターネットもしくは企業間エクストラネットで配布する場合、なりすまし、もしくは偽造の危険にさらされることになります。 Authenticode対応Digital ID は、日本ベリサインが発行するDigital IDによる電子署名技術とマイクロソフト社のAuthenticode 技術を組み合わせることで、 利用者がインターネット上で配布されるソフトウェアの開発元を識別し、第三者による改ざんや変更がなされていないことを確認した上で その配布を受ける機能を提供します。
※ Authenticode対応Digital ID は、ベリサインとマイクロソフト社の共同開発製品です。
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Authenticode対応Digital ID は、マイクロソフト社 Authenticode署名ツールを使用して、.exe ファイル、.cab ファイル、.ocx ファイル、.classファイルなどに対して署名することができます。 特に、Internet Explorer、Exchange、Outlook、Outlook Expressなどのマイクロソフト社製エンドユーザプログラムで利用するために、ActiveX® コントロールのような可動プログラムを配布している場合には、Authenticode対応Digital IDでプログラムに対して署名することが強く推奨されます。
Authenticode対応Digital ID は、ベリサインが定めるClass 3 認証基準により発行され、商用/非商用プログラムの開発元である法人組織向けの電子証明書です。 このClass 3というクラスのDigital ID は、プログラムを配布する組織の実在性の保証を行なえるように設計されています。またAuthenticode対応Digital IDは、電子署名技術により製品の偽造を困難にします。開発元はブランドや品質を一定に保ったまま利用者の手元にプログラムを届けることができます。ウェブマスタは ActiveX®コントロールなどの署名付きの実行オブジェクトを用いて、信頼あるウェブページを作成することができます。このようにして、開発元とウェブマスタは、プログラムをダウンロードする利用者との間に信頼関係を築くことができるのです。
ベリサインとマイクロソフト社は、商取引とコンテンツ配布チャネルとしてインターネットを利用者に安全に利用していただくための努力をしています。 Authenticode対応Digital IDを利用することにより、プログラムは、シュリンク・ラップ(包装)され、販売店の陳列棚に並べられたソフトウェアと同じく、安全で信頼できるものとなるのです。
さらに、Windows ロゴ プログラムでは、マイクロソフト社の互換性テストをパスし、マイクロソフト社の基準に準拠したソフトウェアやシステム、デバイスに対して、Windows オペレーティング システムとの互換性を示すWindows ロゴを提供しており、同テストのなかでベリサインのAuthenticode対応Digital ID が必要となります。
署名ツール |
署名ファイル |
価格 |
マイクロソフト社
Authenticode署名ツール |
.exe、.cab、.ocx、.dllなど |
94,500円(税込)
※1年間有効 |
プログラムをダウンロードする利用者へのメリット
インターネットブロードバンド回線の普及に伴い、有償無償を問わず大小さまざまなプログラム(電子ファイル)がインターネットを経由して配布されるようになりました。それらプログラムをインターネットから容易に入手することが可能ですが、日頃からインターネット経由で入手しているプログラムは、配布元から正しく届いていると言い切れません。あるいはそのプログラムが利用者自身のPCに被害を及ぼさないと言い切れるでしょうか?残念ながらインターネットでは、なりすまし、盗聴、改ざんといった悪意を持った第三者による攻撃が頻繁に行われています。しかも、被害に遭ってもそれと気づかないよう巧妙化してきています。
ベリサインは、上記問題の有効な対策のひとつとして、プログラムの開発元に対して、そのプログラムを誰が作成したのかを証明するDigital ID(電子証明書)を提供しています。プログラムの開発元は開発元自身のDigital IDと電子署名技術を用いて、特定のプログラムに次の情報を付けて配布することが可能になります。
- プログラム開発元の情報(電子証明書の情報)
- プログラムの改ざんを検知するための情報
- プログラムに電子署名を実施した日時など
このように、利用者に対して入手したプログラムを使用すべきか否かを区別するための信頼できる判断材料をベリサインは提供しています。